ご挨拶

財団法人　全日本なぎなた連盟

理事長　河盛敬子

第35回全国高等学校なぎなた選手権大会が、かっての世界への門戸であり、今は関西国際空港にほど近い堺市大浜体育館において、文部省をはじめ関係諸団体のご後援のもと盛大に開催できますことは、私どものひとしく喜びとするところでございます。

この大会は、昭和37年に香川県琴平町において第1回大会が開かれましたから35回を数える伝統ある大会で、明年から全国高等学校総合体育大会参加により、新たな出発が期待されるところですが、今年はいわば中じめともなる大会で、感慨ひとしおのものがございます。

ここに今日まで長期にわたり、高等学校におけるなぎなたを支えて下さいました多くの諸先輩方に改めて厚く御礼申し上げますとともに、今日この場にいらっしゃいます諸先生方、そして高校生の皆さんに全幅の信頼をおき、輝かしい未来を委ねたいと思います。

わが国固有の武道として、単に勝負を競うことのみを考えるのではなく、豊かな人格を形成し、21世紀を担う優れた日本人となるため、そして世界に雄飛する国際人として、なぎなたを通じて多くのものを修得して頂きますよう希望いたします。

都道府県を代表して参加されました選手の皆様には、日頃の修練の成果を十二分に発揮され、悔いのない思い出深い大会となりますよう願って止みません。

おわりに、本大会の開催に賜りました関係諸団体並びに各位のご支援に対しまして、厚く御礼を申しあげますとともに、今後一層のお力添えを賜りますようお願い申しあげご挨拶とさせていただきます。

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